最終更新日:2024年11月28日
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鈴蘭台駅は、昭和3年の神戸有馬電気鉄道(現在の神戸電鉄)が開通した際に整備された駅(当時は小部駅)です。当時は湊川~電鉄有馬(現在の有馬温泉)間において営業が開始されました。その後、唐櫃(現在の有馬口)~三田間や三木線など、開業路線の延長や複線化が進められていきました。
開業当時の鈴蘭台駅(小部駅)[昭和3年頃]
[提供:神戸電鉄(株)]
鈴蘭台では、駅が整備された昭和3年から、宅地の開発が始まっています。
戦前の鈴蘭台は避暑地、高級住宅地として栄え、「関西の軽井沢」とうたわれていました。
現在のような大規模な団地開発は主に昭和30年代より進められ、市街地のベッドタウンとして大きく発展していきました。
現在、鈴蘭台を含む北区本区の人口は約14万人でピーク時(平成7年度)からは減少していますが、北区人口の6割以上を占めています。
昭和30年代頃の鈴蘭台の開発の様子
[提供:神戸電鉄(株)]
昭和40年代鈴蘭台駅前の様子
[提供:神戸電鉄(株)]
[出典:神戸電鉄六十年史~写真と数字で綴る神鉄の歩み
(昭和60年7月)、神戸市統計書 より