都心・三宮再整備の動きの中で、回遊性向上の拠点として、更なる日常的なにぎわいや利活用の創出に向けて再整備計画を進めています。
建築家安藤忠雄氏の寄附による「こども本の森 神戸」や民間事業者が運営するにぎわい拠点施設 URBAN PICNICなど新たなにぎわい創出を図る施設を整備しました。
今後は、南側園地を「こどもと花のひろば」として、再整備予定です。
東遊園地は都心における貴重な緑のオープンスペースとして、日頃から市民の憩いや散策、レクリエーション等で利用されている他、「神戸ルミナリエ」、「阪神淡路大震災1.17のつどい」等のイベント会場としても利用されています。
神戸市では、「都心・三宮再整備」の動きの中で、回遊性向上の拠点としてさらなる日常的なにぎわいや利活用の創出を図るため、東遊園地の再整備を進めています。
これまでさらなる日常的なにぎわいと利活用の創出に向けて、2015年度からグラウンドの芝生化、東遊園地の多様な利用形態の可能性を探り芝生広場を活用した公園の魅力を高めるためのにぎわい創出事業(カフェやアウトドアライブラリ等、名称:アーバンピクニック)などの社会実験の実施、神戸産農産物の購入や朝食が楽しめるファーマーズマーケット(土曜日の朝)を開催し、多くの人が訪れ、楽しむことが出来る取り組みを進めてきました。
2016年度からは有識者会議を設置し、再整備に向けた検討を進め、それまでの社会実験の結果や有識者会議での検討内容、及びパブリックコメント、市民ウェブアンケートでホームページに寄せられた市民の意見等を踏まえ、2020年9月に「東遊園地再整備基本設計」を策定しました。
東遊園地では東遊園地の将来像として、「神戸を誇り、神戸への愛着が育つ場所、都心を美しく彩り、新しい出会いと交流が生まれる遊園」を目指し、「人が主役の公園-公園が人と人をつなぐ-」「‘神戸らしさ’が光る公園-公園が山・海・まちをつなぐ-」「‘しなやかな器’となる公園-想いやしくみをつなぐ-」の3つのコンセプトを掲げています。
このコンセプトに基づき、2021年度に工事着手、2023年4月ににぎわい拠点施設と北側園地が、2028年に南側園地の再整備が完了する予定です。
建築家の安藤忠雄氏から神戸市に寄付していただいた「こども本の森 神戸(外部リンク)」は、神戸のこどもたちが、都心の公園の中で自由に本にふれあうことで、神戸の歴史や文化に出会い、震災の教訓から命の大切さを学び、豊かな感性と創造力を育める文化施設です。2022年3月開館。
また、市では既存施設や周辺の園地を再整備することで、税関線前歩道橋とこうべ花時計を含む南側エリア全体を「こどもと花のひろば」として、子どもたちや親子連れが憩える空間を創出していきます。
東遊園地における日常的なにぎわいや利活用の創出を目的として、市の許可を受けた民間事業者が出資して公園を整備する制度(Park-PFI)を活用し、事業者を公募し決定しました。
東遊園地が市民みんなのキャンパスとして、繰り返し訪れて楽しむ公園へと発展するため、公園全体において、イベント・プログラムの開催や、市民の自由なアクティビティを促進するものです。施設は、多様な性格をもつ広場等に面し、フラワーロード側からも芝生広場側からも来場者を迎え入れる拠点として計画しました。
施設には、カフェ・レストランや野外図書館、イベントレンタルスペースを設営し、2023年4月にオープンしました。
2020年5月26日 | お知らせ | 東遊園地再整備基本設計に伴うWEBアンケートの結果報告 |